ハサミを置かなかった、私たちの理由(ワケ)。
キャリアの節目を迎えた30代の頃。
メーカーやディーラーの方から、何度もこんな風に言われました。
「早くハサミを置いて、経営者になりなさい。
年齢を重ねたとき、若い子と同じように動いて、同じように稼げますか?」
それが業界の「正解」であり、美容師の一般的な成功モデルだったからです。
でも、私たちはどうしても納得がいかなかった。
私たちがお店を持ったのは、「経営者」になってお金儲けをしたかったからじゃない。
「1人の技術者」として、どこまでも技術を磨き、お客様を美しくしたかったから。
何より、業界が決めた古い常識に負けたくなかった。
「経営に走らなくたって、職人として腕を磨き続ければ、何年経っても現役バリバリで、お客様に愛されながら豊かにやっていけるんだ」
その新しい生き方を、自分たちの人生をもって証明したかった。
だから、周りの声を無視して、がむしゃらに感性を研ぎ澄まし、ハサミを握り続けました。
全国規模のヘアコンテストで8,000人の中からトップ16に選ばれたスタイリストの技術と、東京コレクションをはじめとする一流のバックステージで磨かれたマネージャーの感性。
その「東京の最前線」で培ったすべてを、ただ目の前のお客様をどこよりも美しくすることだけに注ぎ込んできました。
そうして気がつけば、30年が過ぎた。
あのとき、心配そうに問いかけてきた人たちに、今なら胸を張って答えられます。
「今が一番、ハサミを握るのが上手いし、今が一番、仕事が楽しいよ」と。
ism fillette(イズムフィエット)は、ただの「長くやっている美容室」ではありません。
常識に抗い、技術だけで生き抜いてきた職人のプライドが詰まった場所です。
年齢なんて、ただの数字。
私たちは今でも、感性も技術も最前線のまま、あなたをお待ちしています。
流行りを追うだけの場所に疲れた方にこそ、この贅沢な空間を味わってほしい。

